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相談事例

知的障害(精神遅滞)

 先天性の知的障害でのご請求の場合、複数の医療機関を受診されておられても、通常初診の証明書(受診状況等証明書)の取得は不要です

 しかし、てんかんや統合失調症などの別疾患を伴っておられる場合は、別途てんかんや統合失調症の初診の証明が通常必要になります。

 先天性の知的障害のご請求の場合、20歳前の傷病による請求となり、20歳に達した日の前後3か月以内の現症日の状況が書かれた診断書を入手いただくことになります。
尚、20歳時点の認定日に医療機関を受診されていない場合は、現在の症状での請求(事後重症による請求)が可能です。

  療育手帳を持っておられる方が多いと思いますが(大阪だと症状が重い順にA,B1,B2)、Aだと障害等級1級になる可能性もあり、逆にB2だと障害等級2級になる方と3級で不支給になる方に二分されます。

 診断書では臨床検査値の記入は必要で、IQ(知能指数)やDQ(発達指数)を記載される先生が多いようです。また未記載でも最新の更新済みの療育手帳のコピーが添付されておれば問題ありません。

 診断書は精神用のものを使い、記載いただく先生は小児科や精神科の先生にご記入いただく必要があります。(一般内科の先生は不可)

  最近では、障害者雇用の枠での就労でありながら、障害基礎年金の支給が認められないケースが増えています。
 特に平成28年9月以降は、新しく策定された「精神の障害に係る等級判定ガイドライン」に基づき審査や等級認定がなされます。就労関係については、仕事の内容がどのようなものかー単純作業や反復的な作業が中心なのか、職場の同僚・上司との間でコミュニケーションが取れた状況か否かなども重要なポイントになります。常に会社側から(上司から)の指導や管理が必要ならば2級の可能性もでてきます。
 作業所の通所については、直ちにそれを理由に不利な扱いになることはありませんが、具体的な作業(訓練)を明記するなりの工夫が病歴・就労状況等申立書に求められます。

詳しくは大阪・堺障害年金相談室の上島社会保険労務士までお問い合わせください。もちろん初回相談無料です。

 

事例のご紹介

障害基礎年金2級獲得 女性 大阪市 

平成27年4月頃、手の震えや過呼吸になり、体調を崩しました。近くの内科クリニックを受診したところ、精神系の病院を紹介してもらいました。その後精神病院を初めて受診しました。今まで精神疾患では病院へ行ったことはありませんでした。当初はうつ病との判断を受けましたが、その後DQの検査をした結果、DQは50未満であり、知的障害、パニック障害の診断を受けました。

<コメント>

①申請はご家族の支援もいただき、円滑にいきました。障害者の方単独ではスピーディーに進めることが困難なケースが多いです。
②相談にはご両親も同席されましたので、幼少時の出来事などを具体的にご両親からお聞きすることが出来、病歴就労状況等申立書に反映することが出来ました。
③現在はアルバイトもできない状態でしたので、診断書には就労困難と記載いただきました。

 

 

 

障害基礎年金2級獲得 男性 堺市 

幼少のころから同年齢の子供たちとなじめず問題児と言われたことがありました。中学や高校時代には妄想や幻覚もありました。薬の大量服薬やリストカットも何度も経験され、救急車で病院へ運ばれています。現在も就労は出来ず、自宅で過ごされています。

<コメント>

①申請は当初20歳時点の認定日請求を想定していましたが、診断書の記載が軽症でとても申請ができる内容ではありませんでした。その為、急遽事後重症の請求(現在の障害状態)のみでの申請となりました。

②軽度の知的障害とそううつ病を患っておられましたが、そううつ病の発病や最初の診断時期は不明でした。しかし知的障害を患っておられたので、前発の知的障害と後発のそううつ病(双極性障害)は同一疾患であるとみなして申請を行いました。その際、厚労省からの通知文書などを参考にして確認いたしました。

③20歳以降ほとんど仕事らしい仕事をされておられなかったので、診断書には就労不能と記載いただきました。

 

 

 

障害基礎年金2級獲得 女性 和泉市 

ご両親が事務所にお越しになり以下のことをお話しされました。
娘は、日中横になっているときは、刺繍をしたり、パソコンを見たり、映画を見たりしています。人混みの中は出かけられません。電話対応は困難で、受けることはできません。家族のサポートがないと日常生活ができません。

会話が続けられない、自分の考えを伝えられず人に悪く思われているから外に出られない状況でした。又、コミュニケーション障害があり、対人関係を構築できずに孤立されていました。

<コメント>

①診断書は20歳直前に取得できましたが、受給権の発生が20歳の誕生日の前の為、実際年金事務所での申請行為は誕生日の前日になりました。

②知的障害と発達障害を患っておられました。知的障害が先天性であるため、発達障害は同一疾病とみなされますので、別途発達障害の受診状況等証明書はとらずに済みました。(発達障害だけの請求だと、受診状況等証明書が必要になってきます)

③所得証明も20歳前障害の場合、市(区)役所でとる必要があります。そのためお子様がご両親どちらかの扶養に入っているか、もしくは毎年区役所に所得申告をしている必要があります。今回はお父様がサラリーマンで娘さんを扶養申告していましたので問題ありませんでした。
➃審査期間は通常障害基礎年金では3か月程度かかりますが、今回は約2か月で結果通知が届きました。(一般的に知的障害の審査は早く結果が出る状況です。)


 

 

 

障害基礎年金2級獲得 男性 大阪市 

2歳半~3歳児の健診では言葉が遅いことを指摘され、3頃に療育手帳の交付を受けました。
3歳半検診では言葉を理解できていないので耳が聞こえないのではないかと言われたこともあります。心身障害者用の診療所を受診し、年数回受診していました。小学校高学年でいじめに合いました。中学校は特別支援学級に入りました。中学生の時に精神遅滞の診断を受けました。当時IQは60台でした。高校卒業後は仕事をされていない様子でした。

 

<コメント>

療育手帳はB2の判定でしたが、多動性があり、コミュニケーションが難しい状況とのお話でした。暗黙のルールがわからず、こだわりが強い性格があるとのお話を伺いました。

高校は当初は普通科に入りましたが、同年代の生徒とコミュニケーションが難しく、途中で通信制の高校に転校されました。通信制高校を時間をかけて卒業しました。

③2度本人のお母さまと面談させていただき、日常生活について詳しくお聞きしました。食欲はありますが、食欲を事ロールが難しい旨をお話しされていました。又声掛けしても風呂に入らず、週2回程度シャワーのみとのお話でした。

➃診断書は大阪市内の精神科の先生に依頼されました。診断書を書きなれておられるせいか診断書もそつなくご記入いただき、予定より早めに年金証書が届きました。
 

 

 

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