堺市・和泉市で障害年金を申請される方へ

堺市や和泉市近郊で年金事務所は、①堺東年金事務所と②堺西年金事務所があります。これらは日本年金機構のいわば直営の事務所です。原則、予約訪問しか受付してくれませんのでご注意ください。

又、全国社会保険労務士連合会が運営する年金相談センターが2か所（堺東年金相談センター、なかもず年金相談センター）があります。この２つの事務所は予約なしで対応してくれます。

堺市の区役所や和泉市でも障害年金は受け付けてくれます。

しかし、初診日に加入していた年金制度の違いにより、受け付けてくれるケースと受け付けてくれないケースがあるので注意してください。

（１）初診日が20歳前なら、市役所での受付可能です。

①20歳前障害の障害基礎年金の請求は、主に市役所で対応してくれます。

②初診日が、国民年金加入中で、かつ自営業や無職でおられた時期だった場合も、障害基礎年金の請求になり、市役所で対応してくれます。

（２）初診日が国民年金３号の方（サラリーマンの妻など）は、市役所では受け付けてくれません。同じ障害基礎年金の申請でも年金事務所対応になります。

住民票や所得証明書を取る部署、生活保護の部署とも連携していますので、市役所のみのワンストップで障害基礎年金の申請が可能です。身体障害者手帳の相談受付部署と連携して国民年金担当課に紹介・連絡がいくようになっているところもあります。
特に知的障害者の方や発達障害者の方のご申請・受付が多いのが特徴です。フレンドリーな対応をしてくれます。

初診日が共済組合に加入中であった方は、窓口は各共済組合になります。平成27年10月より共済組合と厚生年金は一元化されましたが、こと障害年金に関しては、従来通り初診日に加入していた共済組合での受付になります。

障害年金を専門に扱う上島社会保険労務士が、代理申請の為に年金事務所や市役所（区役所）を訪問して感じるのは、各職員の障害年金の知識・経験がマチマチで、受付対応される職員が必ずしも経験豊富とは限りません。中には間違った説明を私にしてくる職員もあり、一般の方にはどの職員が障害年金のエキスパートかは分かりません。又、職員も順番にお客様に対応しますので、相談者が希望するほどにはゆっくり相談に対応してくれません。

精神疾患を患っておられる方で、医師と波長が合わず病院を変えられた方もおられます。

一般的に、精神疾患の場合は、血液検査やレントゲンなどで数値等の客観的なデータが出るわけではないので、新しい主治医の先生が患者さんの体調・障害状態を把握するのに時間がかかります。新規に受診され、障害年金の診断書を依頼される場合は、6か月通院してほしいといわれるケースもあります。（もちろん個々の先生により判断は異なります）

診断書を依頼する場合においてもDRが協力的な対応をしてくれるとスムースに事が運びます。又、目標とする障害等級に結び付く可能性も高まります。やはり医師と患者さんとの信頼関係の構築が基盤になると考えています。