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発達障害・自閉症スペクトラムの事例紹介Ⅱ(大阪市、その他の市町村)

自閉症スペクトラム(アスペルガー)は広汎性発達障害ともいわれています。コミュニケーションをとることや社会行動に障害があるために、日常生活において多くの支障をきたすこともあります。障害年金の対象となる精神病の一つです。

この病気の方で複数の医療機関にかかっている場合は、最初に受診された病院で初診の証明「受診状況等証明書」をとる必要があります。


 

自閉症スペクトラム障害の特徴

  • 他人とのコミュニケーションがうまくできない。忙しそうに働いている同僚に声をかけて怒られる等
  • 視線が合うことや表情や身振りで表現することができない
  • 空気が読めないことも
  • 特定の習慣に強いこだわりを持つ(何時と何時には〇をすると言った習慣)
  • 自分が興味のある事柄に徹底的に没頭する。(アインシュタインのように才能を発揮することも)
  • 知的障害やてんかんをお持ちの方もおられます。

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事例のご紹介

自閉症スペクトラム、躁うつ病で2級獲得 男性 
大阪市

<治療履歴>

幼少期から一人で遊ぶ傾向にあり、社会性もなく友人もいませんでした。外で遊ぶこともあまりありませんでした。20歳から会社勤めをしていましたが、朝から深夜まで仕事に追われました。平成6頃より抑うつ気分、食欲低下などがみられるようになりました。

同年11に医療機関を受診しました。当初は自律神経失調症と言われました。その後は躁うつ病の診断を受け、躁状態で仕事を止められない、イライラ感が募り物を投げたりもしました。人事異動で調整業務がある職場に回され、コミュニケーションに不得意がある自分にとってはつらい仕事でストレスを感じていました。その後仕事を変えてもらい、雑務中心の事務員として就労しました。当欠勤や休暇も断続的にありました。躁状態の時にクレジットカードでたくさん買い物をしたりしました。当時は家に帰るとストレスにより睡眠薬やお酒をたくさん飲んでいました。今まで自殺未遂を5回しています。
躁状態の時は妻や他人に対して色々指示をし、相手を怒らせることもありました。その後は休職、欠勤状態で、平成299月末に退職を余儀なくしました。

食欲にムラがあり、食べなくても大丈夫な日もあり、水のみ飲んでいる日もあります。多飲症・水中毒の傾向があり
第三者とのコミュニケーションは苦手で、そう状態の時は、他人にあれやこれやと指摘や指示をしたりして、相手を怒らせたりすることがあります。話をしても言っていることが途中で相手に伝わらなくなることがあります。最近自閉症スペクトラムの診断を受けています。

<成功要因>

①25年前のカルテが残っていた。

初診から今までも同じ病院へ通院していたため、今から25年前のカルテも倉庫に残っていました。これはかなりラッキーでした。おかげさまで障害認定日の診断書も書いていただくことが出来、遡及請求可能となりました。(結果は遡及は軽症のため認められませんでした。)

②住民票など市役所に残っていなかった

一番手間取ったのは22年前が障害認定日だったため、当時の住民票は市役所に残っておらず、かつ戸籍の附票も電子化により当時の書類が破棄されていました。また、配偶者の収入も把握できず、添付書類の整備に手間取りました。

③自閉症スペクトラムがベース

自閉症スペクトラム障害も患っておられたので、幼少期からの病歴・就労状況等申立書を書くため、ヒアリングを重ねました。

④結果としては事後重症の請求で障害厚生年金2級が認められました。

 

 

職業訓練校に在籍の方、障害基礎年金2級獲得 男性豊中市  

13歳の頃にメンタルクリニックに通院し、広汎性発達障害の診断を受けておられます。小学校では集団では遊べず、一人の女の子としか遊べませんでした。授業の遅れについては、昼休みに先生から補習を受けていました。漢字や作文が苦手でした。

小学校から高校まで普通学級で通学されていました。高校卒業後は職業訓練校に通学中。

他の学生とは、ほとんど会話しないようでした。実習では、本人はやる気はありましたが、2週間のうちほぼ昼までしか続かず帰る状況で、作業が継続できない状況でした。長時間の座学が困難で、パニックになり別室で数十分休まなければならない状態でした。

人の顔色や空気を読むことはできません。同年代の人とはコミュニケーションが取れず、孤立していました。

 

<コメント>

①親御さんから幼少期からの出来事、成育の過程をヒアリングし、さらに現在の日常生活を詳しくお聞きしました。ヒアリングした内容をまとめ、主治医の先生に患者さん経由でお渡ししました。

②親御さんからも主治医の先生に、診察のたびに近況を随時お伝えされていました。診断書はやはり親御さんからDRに現状をしっかり伝えきったうえで診断書を書いて頂くのが賢明です。

➂診断書に依頼状の内容を反映してもらいました。現在の障害状態を書面にしていましたので、主治医に障害状態をしっかり確認いただけました。

 

 

3年かかったが5年遡及が認められ障害基礎年金2級獲得 女性 大阪市 

今から3年前に障害年金のお問い合わせを頂きました。相談者は当時は軽作業(飲食店の受付業務)も行っておられましたが、うつ病で体調を崩しているとのお話でした。又、今はそれほどひどくないが、昔はもっとしんどくて体調が悪かったとの話でした。

まず、今の主治医が診断書を書いて頂けるか尋ねてくださいとお話ししました。その後、電話連絡があり、今の体調ー障害状態ではとても通らないから書けませんと言われ、障害年金の話はここでストップしてしまいました。

その後1年経ち、突然相談者から電話がかかってきました。どうもうつ病以外に発達障害の可能性があり、今度その検査をするとのことでした。検査結果は発達障害が認められ、今のうつ病も発達障害と同じ一体化したものということがわかりました。

主治医も今までは診断書は書けないとのお話でしたが、発達障害なら診断書を書いてあげると軟化していただけました。

<コメント>

①今の病院は15年近く通院されていますが、それまではクリニックを複数受診されていました。記憶をたどり、どの順番で受診されていたか聞き出し、本人がわからない場合は、クリニックへ問い合わせしていただき、いつから各クリニックへ受診されたか確認することが出来ました。きわどくて、最初に受診したクリニックでは年金の保険料の納付要件は〇でしたが、2つ目に受診したクリニックを初診にすると納付要件は×になってしまいました。もちろん最初に受診した医療機関で受診状況等証明書を取得することが出来ました。

②申請は約15年前にさかのぼって遡及請求をすることにしました。約15年も同じ病院に通院していましたので、障害認定日も同じ病院でした。カルテも今も通院している為、過去のものもそのまま残っていました。

➂相談者も決して体調が良好とは言えず、ゆっくりしか作業が進みませんでした。しかし何とか書類一式を取得することが出来ました。

➃一番びっくりしたのは、申請の途中、年金機構から返戻になったことです。当時母子家庭で二人のお子様と同居していましたが、今の住民票では障害認定日当時の住所の記載は不明瞭で、同じ住所だったか確定できないとの連絡が入りました。急いで本籍があった区役所で、当時の戸籍の附票を取得して、15年前の生計維持関係を認めてもらうことが出来ました。

 

 

自閉症の遡及請求で過去に遡り認定、障害基礎年金2級獲得 大阪市 女性
 

<治療履歴>

小学生のころ読字や計算が苦手で小学校三年生まで時計がはっきり読めませんでした。高校時代は二日寝て二日起きている状態で、遅刻が重症化し、時間を守れなかったとのこと。

平成24年ごろから、人に会いたくない、昼夜逆転の生活、集中力が低下したため、最寄りのメンタルクリニックを受診しました。自閉症の診断でした。仕事もできず、昼夜逆転生活が続き、閉じこもっておられました。約4年半通院しましたが薬の副作用で身体がしんどく中断となりました。

しかし体調が悪化ししたため、再度4年後に同じメンタルクリニックを受診しました。日常生活は深夜テレビを見たり、スマホにはまったりしているとのこと。お風呂は毎日は入れず、入ると1~2時間入り、掃除や洗濯、片付けはできないとのお話でした。体調が整っているのが夜なので、夜しか外に出られない状態でした。

<成功要因>

①昔のカルテも保管されていました

同じ医療機関にかかっていたので、平成22年ごろからのカルテが残っていました。そのため、初診日から1年半後の障害認定日当時の診断書も書いていただくことができました。

②主治医の勘違いを解消

主治医は、当初再受診した令和1年10月から1年半経たないと診断書が書けないと思われ、すぐには診断書を書いていただけませんでした。しかし、私の方から、初診日は平成24年頃なので、今すぐにでも診断書を書いていただくことは可能な旨を文書で提出し、理解いただけました。お医者さんは必ずしも障害年金の申請手続きをご存じとは限りません。

③障害認定日と現在の2枚の診断書を取得

診断書は2枚取得し、いずれも2級相当の重症度で記載いただけました。

④遡及で2級認定

おかげさまで、5年に遡り障害基礎年金2級を受給することができました。

 

 

あえて時期を遅らせて申請-ADHDで障害厚生年金2級獲得 男性  大阪市 

当初はメールで発達障害の可能性を精神科クリニックで示唆されましたが、障害年金をもらえますか?という内容でお問い合わせを頂きました。

お電話でお話をすると、最初は今から10年近く前に会社員の時に、大阪市内の精神科クリニックを受診し、うつ病の診断を受けたが、通院している途中で主治医から発達障害かもしれないと言われたとのこと。お仕事は、2か月ほど前にしんどくなって退職されたとのお話でした。

今までの就労関係をお聞きすると、職場を7回以上も変わられておられ、やはり人間関係で苦労されていた様子でした。その為抑うつ状態が強くなり、電話も取れないようになったとのことでした。

<コメント>

①当初、初診と思っていたクリニックより前に別の医療機関にかかっていたことが判明しました。初診日のクリニックは約10年前に数回受診しただけなので、カルテは破棄されていました。色々調査をして、客観的な資料を集めることに苦労しました。

②退職してから2か月程度しかたっていないので、すぐに診断書を書いてもらっても、いい結果が出ないと思いました。せめて半年たってからまだ就労できない様子なら障害年金を請求しましょうとお話ししました。又、主治医の先生からも少し時期が早すぎるとのコメントを頂いた様子でした。

➂結局診断書を取得したのは、お問い合わせをいただいてから半年近くたってからでした。診断書を取得すると、かなり体調が悪い状態で記載いただいていましたので、多分2級で認定されるだろうと考えました。

➃請求書一式を年金事務所に提出してから、なんと2か月も経たないうちに結果通知(年金証書)が相談者のご自宅に届きました。あえて時期を遅らせて申請したのが功を奏したと考えます。障害厚生年金2級を獲得できホッとしました。

 

 

主治医を変更して診断書を取得-ASD、ADHDで障害基礎年金2級獲得 男性  大阪市 

初診日から1年半後は大阪市内のメンタルクリニックを通院していましたが、当時の病名が境界性パーソナリティー障害で、発達障害もありましたが、主治医の先生はメインの病名である境界性パーソナリティー障害でしか診断書は書かないと言われ診断書取得を断念したいきさつがあります。

ベースとなる傷病名は発達障害と思われましたので、別の医療機関にかかり通院を開始しました。新しい主治医の先生の見立ては自閉症スペクトラム障害とADHDの診断名で、数か月通院した後に診断書の記載をお願いしました。

結果は、障害基礎年金2級を取得することができました。

半年ほど余分に時間がかかりましたが待った甲斐がありました。

<コメント>

①ベースとなる傷病名で診断書を記載いただけました。

発達障害の方の場合、二次障害の神経症状(境界性パーソナリティー障害や摂食障害、不安障害など)が顕著の方もおられます。

ベースとなる病名で診断書を書かれるか、もしくは症状が顕著な二次障害ー今回は境界性パーソナリティー障害で診断書を書かれるかはDRの判断になります。

セカンドオピニオンもかね、別の医療機関に移ったわけですが、精神障害であるベースの自閉症スペクトラム障害で診断書を書いて頂けると聞いてほっとしました。

②新しい病院には6か月程度通院した上で診断書を依頼

ともすると、新しい主治医の先生に会うや否や診断書のご依頼をされる方もおられますが、お医者さんもすぐには障害の程度を判断できません。やはり半年程度はしっかり受診されたうえで診断書を依頼するのが無難です。

 

 

 

クリニックを変更して診断書を取得
自閉症スペクトラムで障害基礎年金2級獲得
男性 羽曳野市 

当初は地元のクリニックに通院され、自閉症スペクトラム障害と二次障害としてうつ病の診断を受けておられた方です。

地元のこころの健康相談センターの職員から障害年金の申請を勧められました。

しかし本人が主治医に診断書の相談をしたところ、主治医が入院するほどでないと申請しても通らないという説明をされ、一時申請を保留にされた方です。

結局主治医に対して不信感をもたれ、別の医療機関を受診されることになりました。

新しく通院されたクリニックでは、受診して半年後にすんなり診断書を書いて頂けることになりました。

しかし、受診状況等証明書(初診日の証明)は、以前診断書の記載を拒絶された医師に書いてもらう必要がありました。社労士が代理で受付カウンターに行っても本人でないと受け付けない旨を言われてしまいました。(社労士が訪問して断られたのは今までこの一軒のみです)そのクリニックでは改めて受診しないと初診日の証明も書いて頂けないとのことで、どうしたらよいか困惑されていました。

患者さんに、一度面談に行かれたらどうですかとお聞きしましたが、絶対会いたくないとのことで受診状況等証明書が取れない状態が続きました。

結局、受診状況等証明書が取得できませんでしたが、代わりとして以前取得した障害者手帳用の診断書(前の主治医が書かれたもの)コピーを添付して申請することにしました。そこには初診日の日付などがしっかり書かれていた為、代用することができたのです。

年金事務所に申請し、3か月後に障害基礎年金2級を獲得することができました。

<コメント>

①主治医にしんどいことや日常生活の制約を事前に伝えておくことが肝要

発達障害の方の場合、主治医に対して日常生活の制約などをしっかり伝えておく必要があります。伝えきっておれば主治医も認識が変わると思います。

②診断書は、今現在の主治医の診断書は必須

現在の体調を主治医に書いて頂く必要がありますので、もし主治医が何らかの理由で書いて頂けない場合は、理由をお聞きになり、納得がいかないようなら別の医療機関を受診されて診断書の記載をお願いするしかありません。

③日常生活の制限や病歴を記載した依頼状を新しい主治医に提出

診断書内容は2級相当の診断書を書いていただけました。

 

 

 

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